沿革
1999年3月21日 | 第1回GID(性同一性障害)研究会 開催 1998年に埼玉医科大学において第1例目の性別適合手術が実施されたことを機に、形成外科教授の原科孝雄の呼びかけにより、1999年に第1回GID(性同一性障害)研究会が開催された。また研究会の発足に際して、初代理事長に原科孝雄が就任した。 |
2003年3月 | 第2代GID(性同一性障害)研究会理事長に大島俊之が就任 弁護士でもあり、神戸学院大学教授、九州国際大学教授を歴任。法律家として性同一性障害特例法の成立に尽力。2016年2月19日に御逝去。 |
2006年3月 | 研究会から学会へ 「GID(性同一性障害)研究会」から「GID(性同一性障害)学会」となる 。 |
2008年3月 | GID学会発足10周年記念事業 第10回研究大会(康純会長)に合わせて、コールマン博士(アメリカ)、グリーン博士(イギリス)を招聘し、講演会を開催。 |
2008年12月 | 学会雑誌創刊 GID(性同一性障害)学会雑誌第1巻として、10年間の研究大会の抄録のすべてを収載した10周年記念誌「10年のあゆみ」を創刊した。創刊に際し、岡山大学に学会誌編集事務局を設置した。 |
2009年 | 手術療法,ホルモン療法の保険適用に向けての活動を開始 厚生労働大臣等へ「FTM当事者の子宮・卵巣摘出術への健康保険の適用」を求めた要望書を提出した。以降、手術療法全体、またホルモン療法も加えて、健康保険適用の要望を続ける。 |
2011年6月 | 第3代GID(性同一性障害)学会理事長に中塚幹也が就任 岡山大学ジェンダークリニック発足時のメンバー(産婦人科医)。編集委員会委員長としてGID(性同一性障害)学会雑誌を創刊。手術療法、ホルモン療法の保険適用などの課題に取り組む。 |
2015年 | 認定医制度の創設 認定医制度を創設し、安全で有効な手術を行うことのできる診療拠点の拡大を推進。 |
2015年3月 | 第1回エキスパート研修会開催 医師、医療スタッフ、教員など、専門職向けの研修会として、第1回エキスパート研修会を開催した。 |
2016年 | 認定施設基準の作成 日本精神神経科学会、日本産科婦人科学会、日本泌尿器科学会、日本形成外科学会と連携し、認定施設の基準作りを行った。 |
2017年3月 | 第1回GID(性同一性障害)学会認定医資格試験を実施 第19回研究大会(舛森直哉会長)に合わせて、札幌医科大学にて第1回GID学会認定医資格試験を実施した。 |
2017年 | 優秀演題賞の創設 学術大会において、優秀演題を選考し、表彰することで研究活動を奨励する制度を創設。GID(性同一性障害)学会雑誌の受賞論文を掲載し、次の回の研究大会にて受賞講演をすることとした。 |
2018年3月 | 20周年記念大会の開催 第20回研究大会(針間克己会長)において記念講演・シンポジウムを開催した。 |
2018年4月 | 手術療法が保険適用に 安全かつ有効な手術を行う施設として認められたGID(性同一性障害)学会認定施設において実施される手術に対して保険適用が承認された。一方、ホルモン療法は自費診療のままのため、引き続き保険適用の実現に向けての活動を継続中である。 |
2021年4月 | 認定コーディネーター制度の創設 メディカルスタッフを対象とした医療系コーディネーターと教育者を対象とした教育系コーディネーターの資格制度を創設し、診療拠点の拡大と充実、また、学校と医療の連携を推進。 |
2024年3月 | 学会名の変更 「GID(性同一性障害)学会」から「日本GI(性別不合)学会」に名称変更 。 |